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このページで説明する機能をご利用いただけるのは、現時点で一部の Play パートナーのみです。

Lauren, Product Manager for the Google Play Console, shares program benefits and examples.

## Play 全体の分析情報のメリットと特長

Play 全体の分析情報は、Google Play エコシステムにおけるユーザーと問題の分布を把握したり、予測したりするのに役立ちます。Play パートナーとして、Google Play 全体でのデバイスの分布やアプリのパフォーマンスについて洞察を得ることができます。

  • 新しいゲームのリリース、または既存のゲームの拡張のために、最も影響力のある市場とデバイスを特定する

  • 国とデバイスの属性(Android のバージョン、RAM、システム オン チップなど)について、データに基づき的確に決定する

## Google Play の「リーチとデバイス」で成功への道すじを描く

質の高いリーチとは?

ゲームのユーザーと問題の分布に関する情報は、どのような仕様のデバイス向けに開発すべきか、どの地域をターゲットにすべきか、テストや最適化をどう計画すべきかについてより的確に決定するのに役立ちます。「リーチとデバイス」では、自社のゲーム、類似ゲーム、そして Google Play に関わるデータを新たな方法で把握し、ゲームのリーチと品質に関するさまざまな疑問の答えを導き出したり予測したりできます。

  • リーチ: すべてのプレーヤーがゲームにアクセスできているか?
  • 品質: すべてのプレーヤーがゲームを快適にプレイできているか?

Google Play において対象ユーザーを最大限に獲得できるようにするには、2 つの要件を同時に満たす必要があります。1 つはすべてのユーザーがゲームにアクセスできるようにすること、もう 1 つは技術的な問題に煩わされることなく快適にプレイできるようにすることです。これが理想的な質の高いリーチです。

質の高いリーチはゲームの成功にどう影響するか?

質の高いリーチを実現できれば、ゲーム開発、マーケティング予算、成長戦略の 3 つが相互に補強し合う状況を生み出すことができます。ゲームのパフォーマンスを高めてくれるユーザーを獲得でき、エクスペリエンスが良好なユーザー向けに ROI の高いエンゲージメント戦略やユーザー維持戦略を打ち出すせるようになるからです。

質の低いリーチでは、エンゲージメントを高めたり、維持したりすることが難しいユーザーを獲得してしまう可能性があります。このようなユーザーを獲得するコストは、結局は無駄になることが多いのです。質の低いリーチの問題点としてさらに大きいのは、ゲームのパフォーマンスを高めてくれるユーザーの獲得が難しくなることです。これは、Android Vitals とユーザーの評価が、Google Play ストアでのゲームの表示やコンバージョンに影響する可能性があるためです。

もう 1 つ注意する必要があるのが「逸失したリーチ」です。質の低いリーチとは異なり、ゲームにアクセスして楽しむことのできるユーザーの獲得が難しくなることはないかもしれません。しかし、リーチを逸失することでゲームの規模が制限され、ROI にも影響する可能性はあります。

質の高いリーチを実現するには

質の高いリーチを実現するためには、以下の 3 つの点を的確に決定する必要があります。

  • デバイス: 開発のターゲットとするデバイスの仕様
  • 地域: ゲームを提供する国や言語(ローカライズ)
  • テストと最適化: 開発からリリース前までの段階における計画と優先事項

これらの事項は、ゲーム開発後の初回リリース時だけでなく、ゲームのライフサイクルに応じて新たにリリースする際にも的確に決定する必要があります。また、こうした事項をリリース サイクルとは別に考える必要もあります。Google Play エコシステムは絶えず変化しており、質の高いリーチも時間の経過とともに(何もしていなくても)変化するからです。

ただし、これらの事項を的確に決定することが非常に困難な場合もあります。的確に決定するには、次の 2 つの疑問に答える(または答えを予測する)必要があるからです。

  1. ユーザーはどこにいるのか?
  2. 問題はどこにあるのか?

Google Play のユーザーの規模と多様性を考えると、これらの疑問に答えることは技術的にも地理的にも容易ではありません。しかも、これらの事項はそれぞれ決定するタイミングが異なり、ビジネスチームと技術チームの両方の判断が必要になります。

「リーチとデバイス」の分析情報はどう活用すべきか?

リーチとデバイスの概要は以下の用途に活用できます。

  • どのデバイス仕様をサポートするかを判断する
  • 最適化の機会を特定する
  • 問題に取り組んだ場合の ROI を評価する
  • 技術的な問題の根本原因を絞り込む
検討すべき重要事項
  • ユーザーと問題に関わる指標の分布とトレンド。指標としては、インストール ベース、クラッシュ発生率、ANR 発生率などが挙げられ、今後も拡充を予定しています。
  • 指標の属性ごとの内訳。重要な属性としては、Android バージョン、RAM、SoC、OpenGL ES バージョン、Vulkan バージョン、ディスプレイの指標などが挙げられ、今後も拡充を予定しています。
  • Play 全体と類似ゲームのデータ。現行のゲームにどのような機会があるかを特定できます。また、次回作の計画にも活用できます。
  • 国レベルのフィルタリングによりリリースと市場拡大をより正確に計画する
  • すべてのデータをエクスポートして独自に分析する